こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が108円台後半、ユーロ円は121円台後半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①来週20日にドル円が暴落!?米FRBが利下げを示唆
FRB利下げの歴史、市場に何を語るか
1995年と98年の利下げや利上げを見送った2016年との比較は、投資家にとって教訓を含んでいる#FRB #fx #利下げhttps://t.co/p43Yzbm52J— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2019年6月14日
連邦準備制度(米FRB)が2019年内、早ければ来週20日にも「利下げ」を発表する可能性があります。
FRBのパウエル議長は6月に入り、
「(米国経済の)成長を維持するために適切な措置を取る」
と発言。
このことが「利下げを示唆している」と市場関係者に受け止められています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②香港デモ激化!FX市場への影響はズバリ・・・
株⬇️為替⬇️急落「震源地は香港デモか」
香港CFD pic.twitter.com/CHIEc0xmLC
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年6月13日
香港デモが激化しています。
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「改正案」に対し、国民の不満が爆発したことが要因です。
これを受け、あるFXトレーダーはツイッターで、
「今は香港警察って名目だけどさらに軍が介入したら為替相場クラッシュするかもしれない」
と為替のクラッシュ(瞬間急落)にまで言及しました。
香港デモはすでに、香港市場の株価を暴落させるなどの影響を与えていますが、FX市場にはどのような影響をもたらすでしょうか。
阿部悠人の考察(重要度★★)
一言で言えば、「米ドル下落」の要因となりますね。
「え、香港と関係あるの?」と思われるかもしれませんが、基本的に「投資マネーは先行き不透明」感を嫌う、という点がポイントです。
つまり「何かあってはいけないので、念のため手じまいしておこう」ということですね。
逆に言えば、香港デモに収束の兆しがあった場合には、米ドル上昇要因になる可能性も高いです!
③今週のドル円はレンジ相場で「しっかり」
🇺🇸🇯🇵ドル円(15:40)レビュー
今日は全体的に円高気味の流れ。失業率悪化でオセアニア通貨が売られたのも影響した。ドル円そのものは底堅く、G20などを踏まえると、一旦は上を目指す場面があってもおかしくはないが、それでも110円はかなり遠い。短期なら上昇に軽快だが、少し長めで見れば売り場探しか pic.twitter.com/iUH6f51l9x— ゆきママ🇯🇵ホールディングス (@yukiyukimama) 2019年6月13日
今週の米ドル/円は108.50台で引けました。
今週の始値は108.40台で、しっかりしたレンジ相場を形成。
先月の112円台から続く下落トレンドを一服させましたが、この要因として、経済指標「アメリカ・小売売上高 05月」が高い値であったことが挙げられます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
当ブログでも要チェックな経済指標として紹介した「小売売上高」の結果が好感され、ドル買いが起きましたね。
純粋に数字だけをみると、予想0.6%→結果0.5%とわずかに下落しているのですが、「先月」の発表が強かったため、その比較で出される「今月」の数字も好感されました。
これで下落に歯止めがかかりましたが、週足ベースでは強い下落トレンドが継続しているので、来週も警戒が必要です。
④来週の見通しは?6月17~21日の重要指標まとめ
【来週のイベント】
「FOMC・FRB議長会見・英与党党首選・EU首脳会議 etc.」・FOMCが19日に利下げする確率を30%程度、7月は90%程度と見る
・FOMC声明、経済・物価見通し、パウエル議長会見いずれも重要な手掛り🔽PickUp(週間イベント🌎)https://t.co/InMTd1z7Cl#fx #為替 pic.twitter.com/BVGloqZW1a
— 外為どっとコム (@gaitame_com) 2019年6月14日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(6月17~21日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 6月17日(月):なし
- 6月18日(火):「ドイツ・ZEW景況感指数 06月(18:00)」
- 6月19日(水):「イギリス・消費者物価指数 05月(21:30)」
- 6月20日(木):「アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 06月(03:00)」「イギリス・英中銀政策金利 06月(20:00)」
- 6月21日(金):「アメリカ・中古住宅販売件数 05月(23:00)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
来週の注目は、6月20日(木)の「アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 06月(03:00)」ですね。
18日、19日に開催される米FOMCで利下げがあれば、この日に発表されることになります。
利下げは「米ドル/円の下落要因」ですので、要チェックです。
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損失が膨らみ、場合によっては借金となる「追証」もないので安心です^^
【メキシコの難民問題が再び!メキシコ「報復関税リストを準備」】
昨日メキシコのエブラルド外相が、「米国からの難民申請者の送還を無制限に受け入れることはない」との考えを明らかにし、更にメキシコ経済相が、「米の関税発動にそなえて、報復関税リストを準備している」と述べたことで、メキシコ側が将来的な関税発動を既に想定していることがわかりました。
メキシコから米国への移民流入を45日以内に止められない場合、米国側はメキシコを「安全な第三国」に指定しますが、メキシコ側はこれを拒否する構えです。
「安全な第三国」に指定した場合、米国を対象として行われている難民申請をメキシコへの移民申請に切り替えることが可能となるため、理論的には中米から米国への移民流入を強制的に止めることができるようになります。
メキシコがこれを拒否した場合、米国は再び関税発動を宣言する可能性がある為、今後の動きに注意しなければなりません。
従って来週はUSDJPYに注目です。
日足の20SMAが近づいてきている為、来週はかなり売られやすい展開になります。
①前回安値に近づいたタイミングでショート、②直近安値か②割れを狙います。
買いは、②で再び反発したタイミングがおススメです、この場合108.00付近が底になる可能性が浮上します。
本日のまとめ
- 来週20日にドル円が暴落!?米FRBが利下げを示唆
- 香港デモ激化!FX市場への影響はズバリ・・・
- 今週のドル円はレンジ相場で「しっかり」
- 来週の見通しは?6月17~21日の重要指標まとめ
以上、今日の気になるFXニュースでした!
利下げ、利上げとは、景気をコントロールするために実施される金融政策ですね。
具体的には、
という措置をとることで、適切な景気の過熱感を維持します。
さて、利下げ、利上げは、為替相場にも大きく影響します。
なぜなら、「利下げが実現」→「米ドル保有で得られる金利が減少する」→「ホールドする魅力が薄くなり、米ドルが売られる」→「ドル円下落」との方程式が成り立つからです。
過去には、一度利上げが行われると1年、場合によっては数年程度の利上げサイクルが続く可能性が高いことが分かっています。
今後の相場の方向性を決定付ける可能性もあるので、意識して情報を取り入れたいですね!