仮想通貨MINE(マイン)とは?現在は?最新情報や吉田慎也との関係

コイン

「MINE(マイン)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

ICOに参加したけれど、あれから音沙汰なしでどうなっているの?」

と、MINEについて調べていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • MINEとは
  • MINEの将来性
  • MINEの買い方

さっそく、詳しくみていきましょう。

MINE(マイン)とは

MINEとは、法定通貨(ドルや円など)をまったく利用しない「仮想通貨オンリー」の経済圏構築を目指すプロジェクトです。

現状、一般ユーザーが仮想通貨決済を導入するハードルは高く、そうした経済圏の実現には至っていません。

そこでMINEは、仮想通貨デビットカードなどを提供し、誰でも仮想通貨決済を可能にします。

加えて、プロジェクトが事業としてマイニング(電気代とコンピュータの計算能力を使って、仮想通貨を採掘すること)を行い、その収益をMINE保有者に分配する仕組みを提供します。

MINEのマイニング経済圏とは?

MINEの指す「マイニング経済圏」とは、日本円や米ドルなどの法定通貨が介在せず、仮想通貨決済のみによって成り立つ経済圏を指しています。

現状、仮想通貨ホルダーが買い物をする場合、それを売却し、日本円にする必要があります。

しかし「仮想通貨→日本円」へと交換する際、仮想通貨が値上がりしていると課税対象になったり、取引手数料がかかったりするデメリットがあります。

そこで、日本円の代わりに仮想通貨MINEを使った「仮想通貨経済圏」の成立を狙っています。

高利回りの投資手段として一躍人気に

「経済圏とマイニングにどんな関係があるの?」と思う方も多いことでしょう。

投資家はMINEを保有することで、イーサリアム(ETH)のマイニング収益の分配金(月利8~25%)が得られる仕組みとなっています。

加えて、マイニング経済圏でMINE決済を行うと、その決済額の一部がマイニング事業の新規投資に回されます。

MINEはすでに、2000万ドルの先行投資を実施し、中国にマイニングの認可をもらい、中国の大手GPUメーカー(マイニングマシンに使用)と契約していたと主張していますね。

つまり、マイニング事業に取り組むことにより、MINEを保有していると配当収入を得られるというインセンティブによりMINEユーザーが増え、経済圏の成長につながるのです。

また、MINEユーザーが増えるとマイニングへの先行投資に回されるため、雪だるま式に事業が拡大し、MINE価格が上昇します。

こうした仕組みが強力なフックとなり、ICOセール時には大変盛り上がりました。

電車の中吊り広告にも掲載され、人気YouTuberのラファエルさんが紹介したり、その他のインフルエンサーにも盛んに取り上げられたりしましたね。

吉田慎也氏とMINEの関係とは

MINEについて調べていると、必ず見かけるのが吉田慎也氏の名前。

吉田慎也氏は、仮想通貨の情報商材系インフルエンサーであり「仮想通貨業界の若きプリンス」「25歳の若さで東京ドーム一個分に匹敵するマイニングファームを中国に所有」といったキャッチフレーズで知られています。

同氏は、「マイニングシェアバンク」や「億り愛プロジェクト」などの怪しい案件を紹介していました。

またMINEも、吉田慎也氏が紹介していた仮想通貨案件のひとつです。

MINEの現在は?

それでは、MINEの現在はどうなっているのでしょうか?

2018年末頃からプロジェクトは事実上の停止状態

MINEに対しては、詐欺的なプロジェクトであるとの批判が相次いでいます。

その理由は、ICOでお金を集めたにもかかわらず、2018年から具体的な進捗がほとんどないこと。

  • 日本語版の公式Twitterの更新も2019年7月で停止
  • ロードマップ(予定表)は2018年から更新なし
  • 公式サイト「https://mine-coin.net/」は閉鎖されている
  • MoTは頓挫

最後の「MoT」とは、Mining of Thingsの略であり、MINEが掲げるコンセプトです。

仮想通貨MINEで決済すると、その5%がマイニング事業に再投資される仕組みになっていましたが、マイニングは競争が激化し、利益が出なくなっていました。

これにより「マイニング経済圏」そのものが続行すると赤字になり、成り立たなくなってしまったんですね。

とはいえ、投資家からは「それ以前に、プロジェクトを進める気がないんだろう」との指摘もありますが・・・。

マイニング工場が中国からアメリカに移転?

2019年10月、MINEからその後の進捗状況に関するメールが届きました。

内容を抜粋すると、

  • マイニング工場が中国からアメリカに移転
  • アメリカでのマイニング開始は2019年末を予定
  • マイニング収益の一部でMINEの「買い戻し」も検討
  • アメリカで会社を設立、または買収し「IPO」(新規公開株)による株式上場も検討

とのこと。

1年近く音沙汰なしだったため、投資家には希望の光となる報告でした。

しかし結果からいえば、2021年2月現在、そのいずれも実現していません。

ウォレットはエラーでログインできない?

MINEのプロジェクト運営陣は、「準備でき次第、マイニング収益の分配が行われる」「まずはMINE WALLETでのMINEを保有してほしい」とアナウンスしています。

しかし、投資家からは、MINE WALLETにログインしようとしてもエラーになるとの報告も。

結果、投資家はマイニング収益の分配が受け取れない状況となっています。

MINEの買い方

MINEは、主要な仮想通貨取引所で取り扱われていません。