こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
9月10日の相場は?→上昇
本日、ビットコインは71万円で推移していて、ここ24時間で約2%上昇。
時価総額トップ10通貨はほとんどプラス(緑字)となっています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でIOTA (MIOTA)が10%高騰。
公式ツイッターに「ハンブルクでのミートアップが大成功に終わった」と報告されていますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①ビットコインが80万円→70万円に急落した理由は?
ビットコイン急落の原因は何か?専門家インタビューから解き明かす
◆ゴールドマン・サックスのニュースを単独の理由とする説に、専門家らは異議
◆投機筋による売り圧力や、テクニカル分析上のレジスタンス、流動性不足といった構造的要因を指摘するhttps://t.co/7C7G2FTkDr— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年9月9日
9月5日まで、ビットコインは80万円超えの水準で推移していました。
しかし現在は急落し、70万円ちょうど、もしくはそれを割り込もうかという水準。
この急激な値下がりの要因は何だったのでしょうか。
一般的には、「ゴールドマンサックスの取引デスク設置の延期」の報道が影響したとされますが、ゴールドマンサックスは「フェイクニュースだ」と延期を否定。
その後も、価格は回復していないことから、急落には別の理由があると考えるのが自然です。
- 投機筋が、ビットコインを必要以上に売りすぎている(元バンク・オブ・アメリカのトレーダー、ナイーム・アスラム氏の予測)
- ビットコインは7400ドルでレジスタンスライン(抵抗線)に直面しており、そこをピークとして下落した(仮想通貨テクニカルアナリストのUzi氏の予測)
- ドル高とテクノロジー関連株の弱い値動きが影響している面もある(eToroの上級アナリスト、グリーンスパン氏の予測)
有識者はこのように下落要因を分析しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
②海外取引所も「法人」で取引して節税しよう!
③海外口座取引希望の方は、日本の仮想通貨法人口座を入出金のトリガーとすることで、法人口座としての扱いでOK
へー、これOKなんだ!!
もしOKなら、だいぶ、いろいろと便利!/【税務】仮想通貨の取引用法人の設立方法&なぜ法人化するのか? https://t.co/WIPK8bVg0m pic.twitter.com/tf21p8ny2q
— ニシノカズ😂 (@nishinokazu) 2018年9月9日
仮想通貨で得た利益は、個人にて確定申告すると、
- 所得税:最高45%
- 住民税:最高10%
と、所得に対して最高55%(!)もの税率が課せられます。
一方会社を設立し「法人」で取引すると、最高税率は23.9%となり、節税できます。
しかし、海外の仮想通貨取引所の場合、「法人で口座開設することができないのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
たしかに海外取引所を「法人」で口座開設することは原則できませんが、実は、事実上「法人」にて取引することはできるのです。
そのことが、上記ツイートの記事リンクにて分かりやすく解説されていました!
その方法とは、「①法人を設立する」「②日本の取引所を法人にて口座開設する」「③海外の取引所の利益を、日本の取引所口座の入出金に基づいて申告する」です。
これから仮想通貨でガンガン儲ける方は、この方法をおさえておきましょう!
③SEC、ビットコイン&イーサリアムの「ETN」停止を発表
米証券取引委員会(SEC)は、2018年9月9日午後5時30分、午後11時59分に始まる証券Bitcoin Tracker One(「CXBTF」)とEther Tracker One(「CETHF」)の取引を「市場の混乱」を理由に一時停止すると発表した。 https://t.co/DJ1h1OA8Qd
— Yuto Abe🇹🇭暗号通貨Ƀ (@abeyutos) 2018年9月10日
SEC(アメリカ証券取引委員会)が2つの仮想通貨関連商品の取り扱いを一時停止すると発表しました。
その商品は、
- Bitcoin Tracker One(CXBTF)
- Ether Tracker One(CETHF)
の2つで、これらは「ビットコインETN」と「イーサリアムETN」にあたります。
一時停止の理由をSECは「市場の混乱」のためと説明しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
昨今、ビットコイン「ETF」が話題となっていますが、上記の「ETN」とはどのような違いがあるでしょうか。
両者は、実際の値動きはほとんど同じです。
しかし、「ETF」は現物資産(たとえばビットコインやイーサリアム)をファンドに組み入れており、「ETN」はそうではないという違いがあります。
このような違いから、ETNのほうが信用リスクが大きくなっています。
とはいえこうした違いを理解している投資家は少なく、「市場の混乱」が生じています。
ETN自体に欠陥があったわけではないので、一時的に停止された後、しばらくして再開するのではないかと考えられます。
④ステラ朗報!IBM「BCワールド・ワイヤー」がリリース
IBMが遂にブロックチェーンを活用した決済システムのβ版、ブロックチェーン・ワールドワイヤー(BWW)をリリース。ステラネットワークと繋げることでリアルタイム決済が可能に。リップルも凄いけど、ステラも今後この仮想通貨市場を引っ張っていく主要プロジェクトで期待です!https://t.co/a255SePj1f
— Yuto Abe🇹🇭暗号通貨Ƀ (@abeyutos) 2018年9月9日
現在時価総額6位のStellar(ステラ)が採用された、世界的巨大企業「IBM」の決済システム「ブロックチェーン・ワールド・ワイヤー」がリリースされました!
同決済システムはIBMにとって長年開発を続けてきた新商品。
ステラにとって、決済システムへの採用は大きな飛躍になります。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
このニュースをどのように考えればよいでしょうか。
僕がブロックチェーン・ワールド・ワイヤーに注目しているのは、銀行間の国際送金を「安く」「早く」送金するという、欠かせないニーズに答えるシステムだからです。
この分野は、従来型のSWIFTから、仮想通貨を使った高速システムへと切り替わっていくことになるでしょう。
リップルがこの分野で高く評価されていますが、同じようなチャンスがStellarにも舞い込んできており、目が離せない状況です!
9月10日のまとめ
- ①ビットコインが80万円→70万円に急落した理由は?
- ②仮想通貨の海外口座も「法人」で取引して節税しよう!
- ③SEC、ビットコイン&イーサリアムの「ETN」停止を発表
- ④ステラ朗報!IBM「BCワールド・ワイヤー」に採用
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
9月6日から見られた80万円→70万円のビットコイン急落は、24時間の下落幅としては過去3年間で最大のものでした。
下落の要因については1つではなく複数が考えられ、上記を含め、それぞれが影響していると考えられます。
1つの大きなネガティブ材料が下落の要因というよりは、「仮想通貨市場がまだ下落トレンドを脱していない」ことが要因という印象。
下落トレンドについては、2017年12月からのチャートを見れば継続中なのは明らかなので、少なくとも下降トレンドラインを上抜けるまでは辛抱ですね!