仮想通貨ILCoin(イルコイン/ILC)の将来性とは|世界最大「5GB」ブロックサイズ採用で今後上がる?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは85万円台で推移しており、ここ24時間で約4%上昇。

時価総額トップ10では、イオス(EOS)を5%上昇していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①取引所が“壊滅”する?中国当局、クリプト業界を「大掃除」

今月に入ってから、5つの中国系仮想通貨取引所が「閉鎖」または「停止」に追い込まれています。

  • Biss(今月4日に停止を発表)
  • Bitsoda(今月23日に停止を発表)
  • Akdex(今月24日に閉鎖を発表)
  • Idax(今月24日に閉鎖を発表)
  • Btuex(今月25日に停止を発表。将来的には国内に限定し再開も)

いくつかの取引所は、サービスを継続できない理由として「中国当局による規制」を理由に挙げています。

このことから有名経済メディアのブルームバーグは、中国当局による「最大の大掃除」が行われたと報じています。

一方、ビットコインは80万円台半ばまで回復、24時間で4~5万円幅上昇しました。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

仮想通貨市場の牽引役とされる中国にイヤな空気が流れていますが、一方でビットコインは堅調ですね。

これはなぜでしょうか?

実は2019年11月は、今年最大の「暴落月」となりました。

いささか「下げすぎ」だった面もあるので、反発局面を迎えるのは自然だと考えています。

また、影響力のある取引所バックト(Bakkt)に上場するビットコイン先物が過去最高の取引量となっていることなどにも助けられていますね。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • BakktのCEOが、国会上院議員に選出へ
  • 取引所バイナンスがイーサリアム(ETH)先物取引を正式開始
  • JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)が「XRPとETHの現物保有数量が年初来最高」であることを示すデータを公表
  • ロシア中央銀行は、決済手段としての仮想通貨利用の「禁止」を示唆
  • 仮想通貨取引所フォビ・ロシアは、ロシア・ルーブルのサポートを開始へ

中国のほかには、ロシア関連のニュースが注目を集めていますね。

ロシア政府は国策としての仮想通貨導入には積極的であるものの、上記のように、国民が自由に仮想通貨を取り扱うことについては、とても慎重です。

しかしロシアは可能性のあるマーケットなので、フォビなど大手取引所が熱い視線を注いでいます。

次の仮想通貨バブルで、ロシアマネーを取り込みながら価格上昇していくことができるか?

その空気感も、もう少しで固まってきそうですね。

②仮想通貨ILCoin(イルコイン/ILC)の将来性とは|世界記録「5GB」ブロックサイズ採用で今後上がる?

今月29日に0.094ドルで推移していた仮想通貨ILCoin(イルコイン/ILC)は、29日(本日)には0.117ドルに急騰。24時間比の上昇率は13%に達しています。

イルコインは、ビットコインを代替可能な仮想通貨として開発されました。

ただしその中身はビットコインのコピーではなく、オリジナルなもの。

具体的には、

  1. 量子コンピュータによる暗号ハッキングに耐えられるように設計。「51%攻撃」に対する耐性もある
  2. ブロックチェーンベースの「ゲーム」の普及させることを目的としている

という点がビットコインとは異なっています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

イルコインといえば、ある「ゲーム」が有名ですね。

エイリアンの攻撃からイルコインを守るDAppsゲームで、2019年7月にリリースされるとメディアでも報じられました。

しかし、それから数ヶ月前たった現在、ゲームとは異なる理由で価格は高騰中。

  • ハードフォーク(アップデート)が完了し、世界記録となるブロックサイズ「最大5GB」を実装!

ブロックサイズについて予備知識がない方に軽くご説明すると、、、

そもそもブロックチェーンとは、1つひとつの「ブロック」がチェーンのように長く繋がったものです。

それが途切れず繋がっていくことで、データは永遠に保持され続けるのです。

そして、ひとつの「ブロック」には送金履歴などのデータを保存できる容量が決まっており、それをブロックサイズと呼んでいるんですね。

イルコインは、これを5GBに引き上げたというわけです。

その狙いは、仮想通貨とブロックチェーンの弱点である処理能力の低さ、つまりスケーラビリティ問題(手数料高騰・取引の遅延)を克服すること。

他のコインを見渡してみると、たとえばビットコインのブロックサイズは1MB、大容量で知られるビットコインキャッシュでも8MBとなっています(1GB=1000MB)。

5GBというブロックサイズがいかに圧倒的か分かりますね。

また今後については、イルコインが量子コンピュータへの耐性を持っていることも見逃せません。

最近、グーグルが量子コンピュータを開発したことで、仮想通貨の存在が脅かされるのではないかと懸念されています。

そうした意味でもイルコインは、時代にマッチした仮想通貨として投資家から注目されていく可能性があります。

本日のまとめ

  1. 取引所が“壊滅”する?中国当局、クリプト業界を「大掃除」
  2. 仮想通貨ILCoin(イルコイン/ILC)の将来性とは|世界記録「5GB」ブロックサイズ採用で今後上がる?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!