こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?⇒下落!
本日のビットコインは下落してます。
今日は24日の上昇を一気に打ち消してくる比較的強い下落でした。
そしてやはり71万3千円のラインで下げ止まり、一旦反発しています。
時価総額トップ10通貨では、ステラ(XLM)が3%下落しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でMobileGo (MGO)が約14%の高騰。
ゲーム販売プラットフォームXsollaの支払い手段に追加されたことを受け、2日連続の高騰となりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①金融庁の「自主規制団体」に日本仮想通貨交換業協会が認定!今後どうなる?
「年内にはICOに関する自主規制規則の確定および公表を予定している。」
ICOに関する明確なルールが存在する国はまだまだごく少数なので、年内に日本でルールができることのインパクトは非常に大きい。
STOは各国証券規制との調整が必須なので普及には時間がかかると思う。
https://t.co/JIvoshQ4lk— 弁護士 長瀬 威志 (@TN98118032) 2018年10月25日
金融庁の「自主規制団体」に、日本仮想通貨交換業協会が認定されることが明らかになりました。
日本仮想通貨交換業協会は、金融庁登録の「仮想通貨交換業者」(取引所)16社が加入。
仮想通貨業界の健全な発展や、投資家保護を目的とする協会です。
具体的な活動として、日本の取引所における共通ルールの策定があります。
たとえば同協会は、「レバレッジ4倍を上限とする」「匿名通貨は取り扱い禁止」「安全なICOの基準化」などのルール作りを検討中です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②世界初!リップル(XRP)基軸通貨の取引所「XRP United」が開始
世界初となるRipple(リップル)基軸の取引所「XRP United」登場!南アフリカの「Artis Turba」はXRP基軸の取引ペア追加#ニュース #取引所 #仮想通貨 #暗号通貨 #リップル #Ripple #XRP #BTC #ETH #ビットコイン #イーサリアム #EUR #ZAR #XMRhttps://t.co/nELLSIsqWa
— BITDAYS@仮想通貨ニュースメディア (@bitdays_jp) 2018年10月25日
世界初となるリップル(XRP)基軸の取引所「XRP United」が23日にオープンしました。
基軸通貨とは:
取引所でベースとなる通貨のこと。たとえば国内の取引所では日本円を元手として複数の仮想通貨が購入できる。これは、日本円が基軸通貨に採用されているからである。
- BTC(ビットコイン)/XRP
- ETH(イーサリアム/XRP
- BCH(ビットコインキャッシュ)/XRP
- XMR(モネロ)/XRP(今後追加予定)
取引所は、上記4つの仮想通貨と、法定通貨としてユーロに対応します。
取引所運営のためのライセンスは、すでにエストニアで取得済みです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
リップル躍進のための大きな一歩となりました!
そもそもビットコインはなぜ世界一の仮想通貨なのか。
それは多くの取引所で「基軸通貨」に採用されており、安定的に高い需要を獲得していることが関係しています。
しかし最近では、上記のXRP Unitedのほか、カナダでもリップル基軸の取引所CoinFieldが発表されています。
リップルを基軸通貨とする取引所はまだ少ないものの、人気が高まれば今後、爆発的に増加する可能性も。
ビットコイン一強時代の崩壊がやってくるなら、次の王者はXRPかもしれません!
③USDT(テザー)560億円相当が「破棄」!理由は不明
仮想通貨テザー 5億USDTを「破壊」信用問題報じらる中#仮想通貨 $USDT #ビットフィネックス #Bitfinex https://t.co/StfgKM0BSv
— コインテレグラフ 🎃 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月25日
仮想通貨「USDT」は、発行会社Tetherが米ドルと1:1の価値を保障するステーブルコインです。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
先日Tether社は、市場から買い取った5億USDT(日本円換算560億円相当)を永久に利用不可としました。
本来のUSDT時価総額約3000億円から見ても高額な破棄ですが、Tether社はその詳細な理由を明らかにしていません。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仕組み上、Tether社は発行したUSDTと同じ数量の米ドルを保有している必要があります。
しかし今、「Tetherさん、本当に米ドル持っているの?」と疑われていて、信用問題になっているんですね。
そのため、本来1ドルであるはずのUSDTが、0.85ドルへと暴落するシーンも見られています(現在は0.98ドルほど)。
破棄の理由として、もう信頼回復は難しいとみて「USDTの規模縮小」を目指しているのか。それとも、別に策があるのか。
もう少し様子を見る必要がありますね。
④日本の厚生労働省、デジタルマネーで給与支払いを認める方針
デジタルマネーで給与 厚労省、来年にも解禁 https://t.co/Ka76XZjogb
厚生労働省は企業などがデジタルマネーで給与を従業員に支払えるよう規制を見直す方針を固めた。日本のキャッシュレス化を後押しする狙いで、給与の「脱・現金」にようやく一歩踏み出す形だ。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月24日
これまでの規制では、企業が従業員に支払う給与は原則として現金(日本円)渡し、例外的に銀行振込と決められていました。
そんな中、厚生労働省はデジタルマネーでの支払いを許可する方針を発表。
「月一回、ATMなどで現金を手数料ゼロで引き出せる」などの条件を満たせば、デジタルマネー(たとえばアプリやカードを併用するもの)での支払いが許可されるかもしれません。
阿部悠人の考察(重要度★★)
「デジタルマネーがOKなら仮想通貨も?」と思った方もいるでしょう!
ただ残念ながら、国が認めるデジタルマネーはあくまで法定通貨(日本円)ベースで、仮想通貨は認めない方針。
とはいえ政府が重い腰を上げた点では、大きな前進といえます。
将来的に何らかの形で仮想通貨が関与できる可能性もありそうですし、実現すれば、多くの人々がデジタルマネーを身近に感じるようなり、仮想通貨の普及にも好影響が期待されますね。
まあ、時代は少しずつ追いついているので、焦らない焦らない・・・!
明日のビットコイン相場
ビットコインは現在73万円と71万3千円の間でレンジ相場をつくってウロウロしている状態です。
このレンジをどちらに抜けるかが短期的な方向性を決めるカギですが、どちらかと言うと下に抜ける可能性の方が高いです。
なぜかというと10月15日から今日までレンジ相場で推移している様に見えますが、日足で見ると実はローソク足の実体部分は切り下がっています。
1時間足などの短期足で見ると、レンジ相場で推移しているように見えますが、実はじわじわと上値が重くなってきているのです。
24日のローソク足に注目すると、長い上髭を付けた陽線で終わっていますね。
ヒゲの長さはその方向に強い抵抗があることを意味しています。
そして今日のローソク足を見ると長い下髭を付けていることから、まだ買いの圧力もある程度あることが分かります。
なので現在の相場は買いと売りが拮抗しながら、じわじわと売りのほうに勢力が傾いている状態です。
なので短期的には多少の上げ下げはありますが、中期的にみると下落目線です。
71万3千円付近にローソク足の実体部分が近づいた時に一気にサポートラインをブレイクして急落する予想です。
サポートライン
下値支持線ともいう。チャートの下値をつなぎ合わせた線で相場の性質としてサポートラインで再度反発する可能性が高い。サポートラインを割ってきた場合は大きく下落に転じる傾向にある。
本日のまとめ
- ①金融庁の「自主規制団体」に日本仮想通貨交換業協会が認定!今後どうなる?
- ②世界初!リップル(XRP)が基軸通貨の取引所「XRP United」が開始
- ③USDT(テザー)560億円相当が「破棄」!理由は不明
- ④日本の厚生労働省、デジタルマネーで給与支払いを認める方針
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
仮想通貨業界には、正式に認可された自主規制団体がこれまで無かったんですね。
そこで「法律」が唯一の制限だったのですが、仮想通貨は新しい金融商品なので法整備が遅れており、取引所は野放し状態でした。
では、日本仮想通貨交換業協会が自主規制団体に認められ、状況はどう変わるか?
協会は16社の取引所に対して、さまざまな基準の遵守を求めるようになります。
つまり投資家は、そうした安全性の高い取引所を使えるようになるのです。
一見すると、仮想通貨市場の発展を押さえつけてしまうのでは?とも感じます。
しかし、いま仮想通貨市場に必要なのは、「安心感」なんですよ。
そこさえ整えば、仮想通貨25兆円の市場規模が、今後100兆円、1000兆円と成長していくことも夢ではないでしょう。