仮想通貨Venus Coin Project(ヴィナース/VenusCoin)の将来性とは|ナイト市場での決済手段として普及する?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→下落!

本日、ビットコインは76万円台で推移しており、ここ24時間で約2%下落。

時価総額トップ10でも、多くの通貨が数%下落していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①「2020年代は仮想通貨の時代」の予想もむなしく、BTCは急落中!

仮想通貨取引所ジェミニの運営者として知られるウィンクルボス兄弟(タイラー氏・キャメロン氏)は、2020~30年の10年間について「仮想通貨の10年になることはほぼ間違いない」と予想。

「仮想通貨は個人の権利と尊厳を保護した上で、インターネット、金融システム、そしてマネーを再設計するだろう」

「これは印刷機やパソコン、インターネットの発明と同様に、個人の自由に大きく貢献することを意味する」

と、個人のプライバシーを守りながら便利に決済できることから、仮想通貨が広く普及すると予想しました。

また、仮想通貨は今後「ニッチ」なものではなく、日常生活において不可欠なものになるとしました。

ただし直近のビットコインは下落傾向。

今月3日(本日)、77.0万円→74.2万円まで急落し、記事執筆時点では75.7万円で推移しています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

2020~30年は、仮想通貨にとってアツい10年になると僕も思っていますよ!

上記でインターネットの例が登場しましたが、インターネットも爆発的に普及するには登場後、約10年を要しました。

イノベーションとはいっても、ブーストがかかるにはこれくらいの時間が必要なんですね。

2030年までに「ドルに取わる価値の世界標準」になるかどうかと言われると、怪しいとは思いますが、少なくとも表面的な決済手段としては、かなりメジャーな地位まで成り上がるとみています。

それでは、本日の主要ニュースをみていきましょう。

  • 仮想通貨マイニング企業のArgo Blockchain(ロンドン証券取引所上場企業)が合計で3616台のマイニングマシンを新規導入へ
  • マイニング大手Bitmain、従業員半数の解雇を計画。BTC半減期で利益減少を見込んだものか
  • 仮想通貨イーサリアム、「ムーア・グレイシャー」ハードフォーク成功
  • ハッシュレート(BTCマイニングパワーの合計)が再び「過去最高」を更新(BTC上昇要因!)
  • 「2030年、ビットコインはインフルエンサーへの報酬支払い手段として使われるようになる」と米国の著名ベンチャー・キャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツが予想

また、ゲームやVRの企業として知られるgumiの創業者かつ会長「國光宏尚氏」は、2020年の1年間の注目ポイントとして、次の5つを挙げています。

  1. 規制がどうなるか
  2. DeFiは引き続き伸びる
  3. エンタープライズ向けはPoCフェーズが終わる
  4. CBDC、国家主導のブロックチェーンがどうなるか
  5. オープンプロトコルの戦い

最後のオープンプロトコル(ここでは、仕様が全世界に公開されているオープンな仮想通貨のこと)については、

「EOSやTRONなどのライバルが自滅している」

とし、今のところイーサリアムが本命だとしました。

第一線で活躍する國光社長の2020年予想は、とても貴重で、参考になるものです。

②仮想通貨Venus Coin Project(ヴィナース/VenusCoin)の将来性とは|ナイト市場での決済手段として普及する?

ちまたで話題の仮想通貨として、今回は仮想通貨Venus Coin Project(ヴィナース/VenusCoin)をご紹介します。

Venus Coin Projectは、エストニアのブロックチェーン企業CryptoLive OÜが開発する仮想通貨プロジェクト。

ナイト市場(バー、ナイトクラブ、キャバクラ、風俗)に特化した決済プラットフォームとしての定着を目指しています。

ナイト市場は、全世界35兆円、日本国内でも5兆円規模のマーケットが存在。

それでありながら普及している決済手段は依然として、「現金」もしくは「クレジットカード」と旧式なもの。

Venus Coin Projectはここに着目し、ナイト市場に仮想通貨によるキャッシュレス決済を持ち込もうとしています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

仮想通貨雑誌「月刊仮想通貨」のイベントに参加したり、AirDropといったマーケティングに力を入れていることから、日本で話題となりつつあるプロジェクトですね。

そもそもナイト市場は、大手決済サービスが参入を避けている分野です。

なぜなら、大手決済サービスが「健全化」に舵を切りつつあるためで、たとえば大手PayPalは、最大級のアダルトサイト「Pornhub」からの撤退を決断しました。

アダルトサイト市場とは厳密には異なるとはいえ、ナイト市場も、同じようなことが起きているんですね。

これは裏を返せばチャンス。こうしたスキマにVenus Coin Projectが滑り込み、シェアを地位を築くことができれば、大きな可能性があるということだからです。

こうした着眼点のよさが投資家にウケ、国内でも話題となりつつあります。

しかし結論として僕は、まだ手放しで投資をオススメできません。

なぜなら、積極的なマーケティングにより露出度は高まっているものの、プロジェクトの「中身」が形になっているとは言い難いからです。

たしかに、Android、iOSのウォレットアプリはリリースされていて、これは好感できますが、

  • サービスの中心となるポータルサイトが2020年3月ローンチの予定と、ずいぶん先
  • エストニアを始めとした世界各国の仮想通貨取引所に上場を目指す、としているものの、具体的な話はない

といった現状があります。

過去を振り返ってみると、似たような状況からうまく前進できず、じり貧となってしまったプロジェクトも多かったので、Venus Coin Projectについても「まだまだこれから」というのが正直な感想でしょうか。

面白いプロジェクトではあるので、頭の片隅に入れておくといいですね!

本日のまとめ

  1. 「2020年代は仮想通貨の時代」の予想もむなしく、BTCは急落中!
  2. 仮想通貨Venus Coin Project(ヴィナース/VenusCoin)の将来性とは|ナイト市場での決済手段として普及する?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!