安倍首相との写真が話題の「クローバーコイン」とは|48ホールディングスとリップルの関係は?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは107万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10では、多くの通貨が大幅に上昇していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①リップルCEO、XRPは5年後「アマゾンになる」と自信満々

ビットコインは2月18日現在、107万円と前日比でほぼ横ばいに推移しています。

今月13日に115万円にタッチするも急落し、その後反発できずにいる格好ですが、この要因として、今月18日に世界最大のデリバティブ取引所に600BTC(約6億3000万円)が入金されたことによる売り圧力への懸念があります。

一方、アルトコイン市場は堅調な展開へ。

記事執筆時点に24時間比3%以上の上昇となっている仮想通貨リップル(XRP)では、同社CEOのブラッド・ガーリングハウス氏が、

(リップルの今後について)「5年後にアマゾンになる」

と発言したことが話題となっています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

ビットコインは横ばいですが、アルトコインは強いですね。

2月19日より、国内のDMMビットコインに

  • ステラ(XLM)
  • モナコイン(MONA)

の2つのレバレッジ取引が追加されます。

モナコインについては割高感があるので、短期的には調整の可能性があるとはいえ、数ヶ月間以上スパンでは、今年8月の半減期に向けて上値を追っていく可能性が高いでしょう。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 仮想通貨IOTA(アイオタ)を発行するIOTA財団は、ユーザーの資産が盗難されたことについて、原因となった公式ウォレットをアップデートしたと発表
  • 新型コロナウイルス関連で、中国にてすでに「ブロックチェーン」を利用したアプリが20個以上ローンチされていることが判明
  • 前HuobiのCTOで、FCoinの創設者である張建氏が「FCoinの経営自体が地獄な状態に至っている」と告白
  • 仮想通貨取引所バイナンスが、ローカル市場向けの取引所運営をサポートする新プラットフォーム「バイナンス・クラウド」を発表。契約に基づいて、小規模取引所がバイナンスの取引所システムを導入可能に

今後のビットコインについては、目先の割高感や利益確定売りから100万円前後まで調整する可能性は高いものの、2020年5月の半減期に向けて、その後は200万円ラインまで爆上げするとの見方は変えていませんよ!

②安倍首相との写真が話題のクローバーコイン(Clover Coin)とは|48ホールディングスとリップルの関係は?

安倍首相と、仮想通貨クローバーコインで知られる48ホールディングスの役員が写真撮影をしていたことがメディアで報道されています。

安倍首相は2016年4月「桜を見る会」にて、仮想通貨をマルチ商法で販売したとして消費者庁から業務停止命令を受けた48ホールディングスの役員と、前夜祭で写真を撮影(上記ツイート)。

マルチ商法業者と関係を持っていたのではないかとして、首相に対し批判の声が上がっていますが、安倍首相は、

「ご質問の人物とは面識はなく、ご指摘の会社についても一切を承知していません」

と回答しています。

48ホールディングスは、この写真をコイン販売(宣伝)に利用していました。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

そもそもクローバーコインってどんなコインなの?って思っている方も多いのではないでしょうか。

ここで一度、振り返っておきましょう。

クローバーコインは、「世界中の子供の未来を応援することを目的とした社会貢献型の仮想通貨」というコンセプトです。

国境を越えて送金できる仮想通貨の性質を利用し、世界中の恵まれない子供たちへの支援をより行き渡らせることを目標にしています。

しかし実際にはそうした用途で使われることはなく、完全な「マルチ商法」でした。

投資家はクローバーコインに投資すると、

  • 20%→運営の利益
  • 60%→紹介報酬
  • 20%→購入者に仮想通貨リップルをプレゼント

に振り分けられます。紹介報酬が極めて高いですね。

48ホールディングスは、消費者庁から2017年12月に「取引停止命令」を下されましたが、なんとその時点で、購入者は3万5000人、売上は200億円に達していたと言います。

しかしマルチ商法の性質上、ピラミッドの上位に位置するユーザーだけが利益を出すことができるので、多くのユーザーが損失を出してしまいました。

クローバーコインは2018年2月に香港の取引所バウヒニアに上場したのですが、規制によってコインを現金化することはできなかったみたいですね。

では、なぜこれほどまでにクローバーコインは拡散されたのか?

そのひとつは、クローバーコインを買うと20%分のリップルが付与されたことでしょう。

この抱き合わせ商法に多くの投資家が魅力を感じてしまったり、リップルと48ホールディングスに何らかの関係性があると勘違いしてしまったと考えられます。

また2016年頃は仮想通貨という存在そのものがマイナーで、正しい情報が行き渡っていなかったことも大きそうですね。

もちろん、リップルとクローバーコインが提携しているといった事実はありません。

ちなみに、48ホールディングス自体は「購入者に返金する」と発表していますが、実際には今も返金は滞っています。

今後も、こうした抱き合わせ商法には注意しましょう。

本日のまとめ

  1. リップルCEO、XRPは5年後「アマゾンになる」と自信満々
  2. 安倍首相との写真が話題のクローバーコイン(Clover Coin)とは|48ホールディングスとリップルの関係は?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!