配当型ウォレットMunics Bank (ミューニクスバンク)とは|危険性はある?MonSpaceってどんな企業?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは94万円台で推移しており、ここ24時間で約3%上昇。

時価総額トップ10では、ビットコインキャッシュ(BCH)が14%上昇しています。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①ビットコイン(BTC)95万円へ急騰!要因は「コロナウイルス」か

仮想通貨ビットコインは、今月26日から27日に堅調な値動きとなり、95万円にタッチするまで回復しました。

今月19日から数日続いた急落(100万円→90万円)に対し、ちょうど「半値戻し」となりました。

この好調の要因はどこにあるのでしょうか。主に、以下の2つの要因が指摘されています。

  1. 新型コロナウィルスの感染拡大の恐れ
  2. 世界No.2の証券取引所である米ナスダックCEOが「ビットコイン先物の提供を検討中」と明かした

また、仮想通貨アナリストらも強気であり、ピーター・ブラント氏は「調整(下落)は一旦落ち着いた」との見解を示しています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

なぜコロナウイルスでビットコインが上昇するの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。

実は、コロナウイルスの拡大リスクを懸念して株価が下落しています。日経平均株価は本日、2%程度下落していますね。

こうなってくると、やはり「避難先」としてビットコインが買われやすくなってくる、ということです。

さて、本日の主要ニュースをみていきましょう。

  • ツイッター社がリップルの投げ銭機能口座を凍結。これに対し「ビットコインを採用する気か?」との声も
  • インドのナレンドラ・モディ首相が、仮想通貨アプリ「Crypto Price Tracker」を作成したハルシタ・アローラさんを表彰
  • アメリカで仮想通貨市場の信頼性高めるグループ「マーケット・インテグリティ・ワーキンググループ」が設立され、Rippleとコインベースが共同議長に
  • ダボス会議2020が終了

特に最後の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)については、日本銀行らが中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)の研究のための新しい組織をつくるとしたほか、米ヘッジファンドBridgewater Associatesの創業者であるレイ・ダリオ氏など複数の有識者が、

金は無価値である

と切り捨てる発言をしたことが注目されました。

「だからビットコインなどの仮想通貨を使うべき」とまでは言及されていませんが、確実に風向きは変わりつつあります。

②配当型ウォレットMunics Bank (ミューニクスバンク)とは|危険性はある?MonSpaceってどんな企業?

ちまたで話題の注目コインとして、今回は仮想通貨Munics Bank (ミューニクスバンク)をご紹介します。

ミューニクスバンクは、「世界最高峰のデジタル資産銀行」を提供することを目指す仮想通貨プロジェクト。

具体的なサービスとしては、ミューニクスバンクに仮想通貨を預けておくことで、月利6%~20%の配当の利息収入を得ることができます。

それはなぜか。ミューニクスバンクは、5つの収益源を確保しており、これを投資家に還元しているためとされています。

  1. 高頻度トレード(月利20%前後の高い収益性)
  2. 仮想通貨を貸し出すことによる利息(月利30%~の前後の高い収益性)
  3. デジタル資産の支払い(月利60%~の高い収益性)
  4. 不良資産の処分事業(安く買い、高く売る)
  5. 上場企業の合併買収

なお、ミューニクスバンクはすでに5000万ユーザーを突破しているとも公表されています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

「世界最高峰のデジタル資産銀行」とはいうものの、要するに、配当型ウォレットのプロジェクトですね。

入金額に応じて、ゴールド~ユニバーサルのランクが付き、多く入金するほど高い利回りを得ることができます。

その他にもいくつかメリットがあり、

  • 元本を引き出せない期間(ロック期間)がない(28日以内に資金を引き出す場合、5%の手数料が必要)
  • 1月18日から1か月間は、配当がさらに増えており、月利20%越え

といったことから、ここ数週間で一気に話題となっていますね。

過去にはプラストークンなどの配当型ウォレットが投資家のお金を持ち逃げするなどの騒動が起きていますが、ミューニクスバンクについては問題はないのでしょうか?

それを判断する上でのポイントは、次の2点となるでしょう。

  • ミューニクスバンクは、YouBank社(配当型ウォレット)とMonspace社(中国系大企業)が合併して誕生した案件
  • MonSpaceは、銀行、レジャー、農場、クリニック、美容整形、ファッション、ホテルなどを手がけている総合的な企業(下図)

出典:https://muinicsbank.jimdofree.com

なんだか、かなり信用できそうな企業ですよね。

そのため「いよいよ本物の配当型ウォレットが出てきたぞ!」と興奮している方もいるかもしれません。

しかし、このMonSpaceという企業、

  • CEOのJessy Lai氏が、2019年にマレーシア当局に逮捕されている
  • 会社の口座がマレーシアの主要銀行「BNM」に凍結され、ブラックリスト入りしている

との情報もあります。

したがって、手放しに信用できるとは言えなさそうです。

2020年1月現在、ミューニクスバンクではしっかりと出金ができているようですが、いつ出金停止になるのかは分からないので、出口戦略だけはしっかりと考えておきたいところですね!

本日のまとめ

  1. ビットコイン(BTC)95万円へ急騰!要因は「コロナウイルス」か
  2. 配当型ウォレットMunics Bank (ミューニクスバンク)とは|危険性はある?MonSpaceってどんな企業?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!