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仮想通貨WJPYとは|完全分散型の「日本円連動」ステーブルコインのポテンシャル

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは89万円台で推移しており、ここ24時間で0.5%上昇。

時価総額トップ10では、ビットコインSV(BSV)が3%上昇しています。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①ビットコインが2日後に採掘難易度を大幅調整|価格への影響は大か

ビットコインは、世界中のコンピュータの計算で台帳に履歴を書き込む「マイニング」という仕組みで稼働しています。

その難易度である「マイニング難易度(デフィカルティ)」が2日後、+9.04%の大幅調整となる見通しです。

マイニングの難易度調整が行われるのは、ビットコインが10分に1回の頻度でブロックチェーンの「ブロック」を生成するようにできているためで、過去2週間のブロックの生成時間が10分より短ければ難易度を上げ、長ければ難易度を下げることで調整されます。

またマイニング難易度の調整は、ビットコイン価格への影響があります。

出典:https://coinpost.jp/?p=126805

10%超の難易度調整が行われた過去3回では、ともにビットコインは急落しています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

一方で、マイニングの合計パワーを示すハッシュレートは上昇傾向ですね。

そういう意味では、BTCは必ずしも悪材料ばかりではありませんが、マーケットでそのような見方がなされていることには注意する必要があるでしょう。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 取引所のFTXが、ビットコインオプション取引を開始へ!公開当日でオプションの取引量は100万ドルへ
  • イーサリアムクラシック(ETC)のハードフォーク「Agharta(アガルタ)」が無事完了(想定外のハードフォークなどは未確認とのこと)
  • 先日のビットコインSVの急騰には、同プロジェクトが推進するビットコイン協会が、ケンブリッジ大学の博士課程に通う学生に「サトシ・ナカモト奨学金」を授与していたことも関係か
  • 中国人民銀行「デジタル人民元の基本設計が完了」 と発表
  • ブロックストリームCEOのアダム・バック氏が「米ドルのインフレが加速し、ビットコインは10万ドル(1100万円)を超えるのは遠くない」と話す
  • 仮想通貨分析企業ファンドストラットのトム・リー氏「ビットコインは2020年に100%以上のリターンになる」と予想

その他にも、ビットコインキャッシュ(BCH)に深く関係する仮想通貨取引所Bitcoin.comが、独自の取引所系トークンであるBCEを販売し、5000万ドル(約55億円)の調達を目指していることがわかりました。

これに反応し、ビットコインキャッシュ(BCH)が約20%急騰。

個人的にはBCHはもちろん、「BCE」にも将来的には投資チャンスがめぐってくるのではないかと思っています。

②仮想通貨WJPYとは|完全分散型の「日本円連動」ステーブルコインのポテンシャル

当ブログが注目する仮想通貨として、今回は「WJPY」をご紹介します。

「WJPY」は、非中央集権的な日本円ステーブルコイン。

ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。

ステーブルコインには、USDTのテザー社のように「管理主体」が存在するものですが、WJPYには存在しません。

イーサリアムの2つのアカウントである、

  • EOA (Externally Owned Account)
  • コントラクトアカウント

の仕組みをうまく活用することで、世界中の誰もがWJPYのオーナー権限を持ち、ミント(発行)とバーン(償却)を行えるようにしています。

なおWJPYコインは将来的に、DApps(分散型アプリケーション)などのシステムに組み込んで使うことも想定されています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

そもそもステーブルコインには、

  1. 法定通貨担保型
  2. 仮想通貨担保型
  3. 無担保型

の3つがあります。

特に普及しているのが①の法定通貨担保型ですが、これは法定通貨を特定の管理主体に預ける必要があるので、どうしても中央集権的になります。

たとえば、USDTはテザー社にドルを預けなければなりませんが、もしテザー社が破綻すると、「USDTは電子クズになる」ということなのです。

そこでWJPYは、同じく分散型ステーブルコインのプロジェクトMakerDAOの「DAI」の仕組みを取り入れることにしました。

MakerDAOは日本円のステーブルコインを発行することはできませんが、

  1. DAI
  2. USD(米ドル)
  3. JPY(日本円)

の3つのレートを調整する「オラクル」という仕組みを実装することで、日本円との連動性を実現します。

これによって、xcoinなど一般的な「日本円ステーブルコイン」にはない、完全な分散性を実現できるのです。

WJPYは構想の段階なので、まだ発行されていません。

出典:https://alis.to/ocrybit/articles/39rQEdAmE5k6

今後は、上記のロードマップで進行していくようですね。

ステーブルコインなので投資目的で保有は意味がありませんが、将来的には、現在乱立している「何とかPAY」がWJPYに置き換わる可能性を秘めており、興味深いプロジェクトです。

本日のまとめ

  1. ビットコインが2日後に採掘難易度を大幅調整|価格への影響は大か
  2. 仮想通貨WJPYとは|完全分散型の「日本円連動」ステーブルコインのポテンシャル

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!